#2 自動化・ロボティクス化推進プロジェクト – セグウェイのような台車 –

社内物流をクローズアップしたレポート

このコラムでは、AZAで取り組んでいる『自動化・ロボティクス化推進プロジェクト』について紹介しています。
AZAの社内物流セクションを中心に、スタッフの心身の負担軽減、生産性向上を目的とした様々な施策を行っていこうという取り組みです。

その目的は―――

・AZAのサービスを安心してご利用いただくために、社内セクションについて知っていただく。
・物流の効率化の一例として、業界内でシェアしていく。

本コラムを通して、AZAを中から支えている部署について少しでも興味を持っていただいたり、イベント業界における物流改善の一助になれば幸いです。

プロジェクト発足の経緯をまとめた『#1 自動化・ロボティクス化推進プロジェクト – 発足 –』も是非ご覧ください!

セグウェイのように乗れる台車

毎日機材を持って6km歩く

AZAの社内物流はディストロサービス部(以下DS部)という部署が担っています。翌日出荷するレンタル商品の準備・整頓することが主な仕事です。
社員が毎日およそ1500種・18000台の在庫の中から必要な機材をピックアップする作業を行っています。

DS部では作業の効率化を図るため、毎日業務にかかった時間と歩数を記録していました。そのデータによると、部員一人あたりの一日の平均歩数は9000~10000歩。距離に直すと6km前後となります。機材を持って毎日6km歩いていれば、身体への負担は相当なものです。また、慢性的な人手不足もあり、残業時間もかさみがちでした。

電動台車で足への負担を軽減!

そんな状況を緩和するために導入されたのが、電動台車です。

Newseed ELE-TRO(エレトロ)

この台車、セグウェイのように人が乗って操縦することができます。

操作も非常に直感的です。
ボード部分に乗り、つま先に体重をかければ前進、かかとにかければ後退、左右でつま先/かかとにそれぞれ体重をかけることでカーブします。
小回りも利き、棚と棚の間の狭い通路でもしっかり曲がれます。

非常にシンプルな製品ですが、スタッフの身体的な負担軽減と時間短縮を同時に叶えてくれるアイテムです。

門型クレーン

メンテナンスサービス部(以下MS部)では、門型クレーンが導入されています。
重いものをクレーンで吊り上げることができる設備です。

耐荷重は200kg。一人では扱えない60インチ以上のディスプレイモニターのハードケースも軽々と上がります。

MS部は限られた人数で何十という機材を毎日検品しています。大型のモニターやプロジェクターはケースの蓋を開けるだけでも人手がいります。安全のため大型のケースを扱うときは必ず人を呼ぶことを社内で徹底していますが、大量の機材を短い時間で検品しなければならないMS部では、一旦作業を中断して大型ケース開閉の手伝いをするのは大幅なロスとなります。

この門型クレーンを使用することで、大きな機材を一人で扱うことが可能になりました。また電動台車と同様に身体負担の軽減にもなります。

まとめ

今回は身体負担の軽減を目的として導入したものを紹介しました。

日々の業務オペレーションの中に機械を組み込むことによって、一つの作業にかかる人的リソースと時間を減らすことができ、セクション全体の効率化が進みます。

今後も社内物流の効率化のための施策をご紹介していきますので、ぜひご覧ください!

映像音響ITのことなら、
知識と現場経験豊富なわたしたちにご相談ください。
30年間イベント現場をサポートしてきたAZAは、豊富な知識と現場経験を蓄積しています。
お客様から高い評価をいただいている迅速かつ柔軟な対応力で、プランニングからオペレーションまでトータルにサポートいたします。

記事を書いた人

石平 理己

2018年4月入社 販促・マーケティング室 所属|AZAのコーポレートサイト、SNSなどメディア全般の管理運営を担当。バナー作成などインハウスデザイン業務も担当。