初めてのライブ配信 失敗しないライブ配信のやり方

初めてのライブ配信・失敗しないライブ配信のやり方

広報活動や自社ユーザーとのコミュニケーション手段として、ライブ配信はきわめて有用です。
一方で「初めてで、何を用意したら良いのかわからない」「特別な機材を購入する予算はない」などといったお問合せをよく頂くものです。
そこでこの記事では、初めてライブ配信を行ううえで必要なこと・最低限知っておきたいことをまとめてみました!

1. 初めてのライブ配信で
必要なもの

まず始めに、ライブ配信をスタートさせるにあたって、用意しておきたいモノ・コトをご紹介いたします。

①インターネット回線

当然ながらライブ配信はオンラインで行われます。そのためインターネット回線は必須です。
もちろん企業様であればネット回線を敷いていることがほとんどでしょうが、テレワーク中に自宅の回線で行うといった方も多くいらっしゃいます。

ライブ配信は「途切れずスムーズに行う」ことが大切です。そのためまずチェックしたいのがインターネット回線の速度です。とりわけアップロード(上り)の速度が遅いと、スムーズなライブ配信はできません。必要な速度はライブ配信の形式や利用するプラットフォームにもよりますが、3~10Mbps程度と言われています。

初めてのライブ配信で必要なもの・1

速度を知るには、Googleが提供するインターネット速度テストを利用しましょう。「インターネット速度テスト」「スピードテスト」などと検索するとヒットします。とは言えインターネット回線は常に一定の速度というわけではありません。少なくとも数回は計測し、所望の速度を常に示すかどうかを確認することが大切です。またご自宅で行う場合は、集合住宅などで「インターネット回線が繋がりづらい時間帯」がある可能性も。ライブ配信を行う時間帯にテストすることをお勧め致します。

なお、インターネット回線には有線LANと無線LANとがありますが、安定性では有線の方に軍配が上がるでしょう。無線LANの場合は、なるべくルーターから近い場所でライブ配信を行うのが良いですね。
モバイルWi-Fiや4G回線は通信制限があるため、こちらはお勧めできません。

②パソコン

ライブ配信は映像や音声といった膨大なデータを取り込み、視聴するユーザーへと配信していきます。そのためインターネット回線同様に、利用状況やプラットフォームにもよるものの、ある程度のスペックを有したパソコンで行うことが望ましいでしょう。
あまりにも低スペックだと、アップロードまで重くなったり、動画の途中で動作が重くなってしまう可能性があります。画質にも影響が出てしまいますね。
パソコンのスペックは「CPU」「メモリ容量」「グラフィックボード(GPU)」「ストレージ容量」をチェックする必要があります。

③エンコーダー

エンコーダーとは、動画や音声などといったデータを別の形式へと変換するためのハードウェアまたはソフトウェアのことです。デジタル信号をアナログ信号に変換したり、その逆を行ったり。またデータ圧縮などもこれに当たります。
パソコンに既に搭載されているカメラやマイクをそのまま使えばエンコーダーが必要ないこともありますが、ハイクォリティなライブ配信を行うためには後述するカメラやマイクを用意しておきたいもの。今は無料エンコーダーも提供されているため、取り入れたいところですね。

初めてのライブ配信で必要なもの・2
初めてのライブ配信で必要なもの・3

④カメラ、マイク等の機材

「そこまでのハイクォリティは求めていないから、カメラやマイクはパソコンに内蔵しているものを使う」といった方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら近年では各種SNSを始め様々なチャネルで画質の良いコンテンツが提供されており、視聴者はある程度のクォリティの動画でないと違和感を覚えるものです。そのため、カメラやマイクにはこだわることをお勧めいたします。
もちろんあまり予算をかけたくないといった方もいらっしゃるでしょう。そんな方はレンタルをぜひ利用しましょう!当サイトではご用途に合わせてプランをご用意しておりますので、お気軽にお問合せ下さいませ。

さて、ではどういった機材が必要かと言うと、まずはカメラです。解像度が高く、オートフォーカスやズーム機能などといった高性能なカメラも今では多岐に渡ってラインナップされているので、注意したいところですね。なおパソコンとの接続方法にはUSBかHDMIかがあるので、こちらも気をつけましょう。
またライブ配信中にバッテリー切れを起こすと支障があります。長時間のライブ配信を予定されている場合は、主電源から給電できるカメラを選びましょう。
三脚があると、ブレずに撮影することができます。ご自宅や限られたスペースでのライブ配信なら、コンパクトな三脚を選択したいですね。

加えてマイクも必須です。こちらもパソコン内蔵のマイクだと上手く音を拾えなかったり雑音が入ってしまったりして、大切なことが伝わりづらいライブ配信となってしまう可能性もあります。
なお、マイクと一口に言っても、種類は様々です。例えば指向性(しこうせい)。自分自身の一方向からの音声を集音し、周囲の音などの雑音をカットできる単一指向性、あるいはマイクの前の音のみならず周囲の音も拾ってくれる全指向性があります。
マイクスタンドがあると便利です。

初めてのライブ配信で必要なもの・4
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その他ではLEDリングライトやキャプチャーボード、オーディオインターフェースやビデオスイッチャーといった、用意することでいっそう質の高いライブ配信を行える機材もありますので、ぜひご相談下さいませ!

⑤マルチデバイス配信ができるプラットフォーム

ライブ配信を行ううえで、何らかのプラットフォームを利用するかと思います。
プラットフォームは様々ですが、マルチデバイス配信に対応しているものが望ましいです。なぜなら視聴者はスマートフォンで見たりパソコンで見たりと、使う端末がそれぞれで異なるためです。マルチデバイス配信であれば、共有しやすいというのも大きなメリットですね。社内研修など一部での使用を想定したライブ配信であれば必ずしもこだわる必要はないですが、使う予定だったパソコンの調子が悪い・・・などといった際にもマルチデバイスであればタブレット等で代用することが可能です。
なお、プラットフォーム利用にはセキュリティやサポート体制も検討材料として加えましょう。

⑥技術スタッフ

ライブ配信は映像や音声といった膨大なデータを取り込み、視聴するユーザーへと配信していきます。そのためインターネット回線同様に、利用状況やプラットフォームにもよるものの、ある程度のスペックを有したパソコンで行うことが望ましいでしょう。
あまりにも低スペックだと、アップロードまで重くなったり、動画の途中で動作が重くなってしまう可能性があります。画質にも影響が出てしまいますね。
パソコンのスペックは「CPU」「メモリ容量」「グラフィックボード(GPU)」「ストレージ容量」をチェックする必要があります。

動画の撮影や企画には、人手や技術を要するものです。
慣れていない方がいきなり撮影を始めようとすると、手ブレしてしまったり、カメラの配置が不適切だったりするものです。
経験者を求人したり、アウトソーシングを行ったりするのも手ですね。
また、映像音響の業者にスタッフの派遣を依頼したり、スタッフと機材をまとめて手配してくれるスタジオを利用する方法もあります。

初めてのライブ配信で必要なもの・6

⑦ライブコンテンツ

どれだけ良い機材を使って、優秀なスタッフを雇ったとしても、良いコンテンツ(中身、内容)が伴っていなくては意味のないライブ配信となってしまいます。こういったコンテンツをライブソースなどと称します。
しっかりと企画を立て、上質なコンテンツを作り上げることが何よりも重要です。
ライブコンテンツの作り方としては、まず配信の目的を明確にすることです。「ライブ配信のためのライブ配信」などといったことにならないよう、誰に、どういった目的でライブ配信する必要があるのかを明確にしましょう。
「誰に」、つまりターゲットの選定もきわめて重要です。ターゲットは「購入層」といったザックリしたものではなく、年齢や性別・職業、あるいは居住地なども想定することが求められます。ターゲットを選定したら、さらにペルソナにまで深堀することも大切です。ペルソナとは人物像とも称され、具体的な年齢や家族構成、趣味嗜好までを詳細に設定し、自社のライブ配信を視聴してくれることを想像する人物です。ペルソナをしっかりと適切に設定することで、視聴者のニーズやなぜ?をくみ取り、目的に合ったライブ配信が行えることはもちろん、配信側スタッフ間でイメージを統一することにも役立ちます。
「目的」「ペルソナ」が決定したら、ライブ配信の構成を作りましょう。配信時間やスタートから終話までの流れやタイムテーブル、出演者を検討することはもちろん、技術的に可能かどうか、また実現のためにどのような機材が必要でどのくらいのコストがかかるのか、そして後述する権利関係も併せて検証していきます。
構成ができたら、リハーサルを重ねましょう。とりわけ初めてライブ配信を行う方にとっては、ぶっつけ本番はかなり危険です。本番通りのタイムテーブルや機材でのリハーサルを行い、実際のライブ配信までに不安点をスタッフ間で共有し、取り除いておくことが重要です。

2. ライブ配信を行うにあたって
注意したい事

最後に、初めてライブ配信を行うにあたって注意したい最低限のことをご紹介いたします。

ライブ配信を行うにあたって注意したい事

まず権利・許諾関係をしっかりしておく、ということです。
屋外等の公共スペースでライブ配信を行う場合、通行人や他メーカーのロゴ・プロダクトなどが写り込んでしまうことがあります。これが「肖像権」や「商標権」あるいは「意匠権」に抵触することもあります。
また他者のコンテンツを無断引用・転載することは著作権に抵触する可能性があります。無断引用・天才ではなかったとしても社内のBGMがライブ配信中に入り込んでしまったり、知らずに素材としてフリーではない素材を使ってしまったりといったことでトラブルになった事例は決して少なくありません。
こういった権利関係は、ライブ配信を企画するにあたってしっかりと把握・確認することが重要です。

さらに気をつけたいのはセキュリティです。 企業様がライブ配信を行う際にはクローズドなシーンでの利用も少なくありません。不正アクセスによってデータが流出してしまっては大きな損害となります。利用するプラットフォームのセキュリティ対策をしっかりとチェックしましょう。 また配信時にフリーWi-Fiを利用することも避けたいですね。 なおここで言うセキュリティには、出演者のプライバシーへの配慮も含まれます。ライブ配信は視聴者と距離が近くなる一方で、オープンな場では不特定多数のユーザーに見られ、SNS等で共有される可能性があります。 個人を特定できるような発言は行わず、また撮影地から現在地を特定されないような配慮が必要です。

3. まとめ

初めてライブ配信を行う方々に向けて、ライブ配信で必要なこと、注意したいことをご紹介いたしました。
インターネット回線やパソコン、カメラ類の機材はもちろん、コンテンツがとても重要なこと。コンテンツの企画・立案の概要。また権利関係やセキュリティ関連に気をつけたいといったことをお伝えできたでしょうか。
ぜひ初めてのライブ配信を成功させて下さいね。